2013年03月15日

霜柱が立った

 朝方、外気温の温度計の表示:氷点下4.1℃:を見て、ドキッ!とした。

 ハウスの周りは、霜柱が立っていた。

霜柱_01_480x270_wcr.jpg

 さすがに寒い・・・、なんか、嫌な予感がして、5センチほどの高さの霜柱を踏みつけた。

 案の定である。苗床の温度が8℃まで下がっていた・・・。

 昨日、ハウスを閉じる頃の温度がいつもより18℃と低かったが、いつもより早めの3時に閉めたことも有り、いつも覆いをホワイトシルバー、空気層を作る寒冷紗、ブルーシートと三重にしていることもあり、危機意識が低く、それ以上の寒さ対策をすることなく、朝を迎えた結果、夜温の最低気温10℃を確保することができなかったorz

 と、今更、どうしようもないので、陽の光でハウスが暖められるのを待った。

 ハウス内の温度が10℃を上回った8時過ぎに、覆いを取り払った。

第1葉期_07_480x270_wcr.jpg

 苗は全体的に第1葉を開き、第2葉の頭が見え始めている状態で、溢泌現象が確認できた。

 だが、この温度管理ミスがどう苗に現れるかは後日になる。

 妙に暖かい日が続いたことで気が緩んだこともあると思うが、慣れが出てしまった。

 やはり、「寒さ対策」は意識を集中して、万全の体制で望まなければ!(大反省である)。


 昨年、いくつかの事情が重なり、石油ストーブを義父から譲って貰い導入したが、いつの間にか「石油ストーブありきの夜温確保」に甘えたことも今回の失敗に繋がっている。

 石油ストーブを使うことなく夜温10℃を確保していた頃の方法(覆いを「ホワイトシルバー」+「ブルーシート」+「ブルーシート」の三重)に、今日から変更しよう。

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2013年03月14日

平成25年の経営所得安定対策

 今日は、昨日の異様な暖かさから一転して、寒の戻りで気温が下がった。
 しかも午前中は雲に覆われ、なかなか、気温が上昇せず、ハウスを開けることができたのは、11時を回った頃である。薄曇りの中の陽の光は弱々しく、ハウス内の気温もとても緩やかにしか上昇せず、ハウスの開く度合いはすきま風を招く程度であった。

 正午を過ぎたあたりから、空の青さが増し、陽の光の強さが戻ってきたので、いつものようにハウスを全開し、遮光カーテンで光量を制限したが、気温が一桁台で推移したため、苗床の温度も20℃前後で推移していた。


 午後から、昨年までの「農業者戸別所得補償制度」が「経営所得安定対策」へ名称変更した農業者への補償制度の説明会に参加した。

 昨年の4月に農地を5反以上まとめて借りることができ、農業者として登録されたため、今年初めて参加する説明会である。

 「平成25年度からスタートする 経営所得安定対策のあらまし」と題したパンフレットを主体に説明がなされた(1冊100円する資料だったとは、ビックリである)。
 国民の税金で支払われる補償金なので、「栽培日誌」、「販売伝票」の提出が義務づけされていることなどが、繰り返し説明され、そして、注意喚起された。

 と、栽培日誌については、昨年4月の農業者として登録された際に、日誌を記録するようにと説明を受けたが、それほど重要なものとはとらえていなかった。だが、今日、全体の説明を聞いて、とても重要なことであると、遅ればせながら認識できた(反省)。

 昨年、栽培を予定していた大豆は推奨品種(ふくゆたか等)ではないため、補償金の対象とはならず、それならば、栽培日誌を記録しなくともとの思いで、写真撮影以外は記録していない。

 だが、農業者として栽培記録を残して次年度に生かすに超したことはないし、推奨品種以外でも収穫できることの証明にも使えるし、との思いで今年から記録することにした。


 昨年は減反政策による補償金が振り込まれていたが、約2反の田んぼで稲を作らなかったために補償金が得られるのは何となく納得できないが、予定外の収入として、予定外の支出に充てることにする。


 他界した岩澤先生は「補償金が大嫌い」であった。補償金が日本の農家を駄目にしたとの思いからで、補助金ありきで農業経営を計画すると、いつまで経っても補償金ありきの農業経営から抜け出せなくなってしまう人間ゆえの弱さを憂っていたことを思い出した。

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2013年03月13日

第1葉が開いてきた

 昨年以上に今年も天候は極端になるような気がしている。

 今日の天候は、雲足が速く、曇ったと思ったら晴れて日差しが差し込み、日差しが弱まったと思ったら土砂降りの雨、暫くすると風が強くなり、叩きつけるような雨とコロコロと大変わりの一日だった。
 そのため、天候の変化に合わせてハウスの開閉に加えて、遮光カーテンの開閉と、空模様とハウスの温度計をにらむ一日だった。

 天候にあたふたするのを眺めている苗は、昨日までは針状に丸まって伸びていた第1葉が開き始めており、順調に生長しているようだ。

第1葉期_06_480x270_wcr.jpg

 生長が早い苗は第1葉の終盤を迎え、第2葉の葉先が顔を出している。

 この状態で、苗の根は相当に伸びていると思うが、どれほどなのか確認するために引き抜いてみた。

第1葉期_04_480x270_wcr.jpg

 思った以上に長く、最初に出た根を伸ばしてみると約60mmもあった(全ての根を採取できたわけではなく、根先が切れているので、「60mm以上」と表現する方がよさそうである)。
 ちなみに、草丈は約40mm、第1葉鞘の高さは約22mm、第1葉の葉長は約18mmと、「第1葉鞘の高さ>第1葉の葉長」なので、この苗に限った現段階の評価は「管理温度がやや高めだった」ことになる。


 ついでに、種籾の胚乳の消耗具合を観るために、籾を剥がし、胚乳を切断してみた。

第1葉期_05_480x270_wcr.jpg 

 胚乳は柔くなっているものの、原形をとどめ、堅さが感じられる状態である。
 2葉が展開する頃には、根元に小さな粒となって残っている程度なので、この状態から2葉を展開し、更に根を伸ばし、根の数を増やすに必要なエネルギーは十分に残っていそうな気がする。
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