2013年03月16日

2葉目が展開し始めた(灌水と施肥と)

 2葉目が展開し始めた。

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 だが、床土の水分量が心許ない苗箱が出始めているので、灌水を兼ねた施肥を実施することにした。

 「灌水」からはジョウロをイメージすると思うが、施肥も兼ねるので施肥量を意識しなければならず、灌水ムラがあってもならずと難しいため、昨年から、液肥を薄めたプールに浸す方法で灌水している(ジョウロでの灌水ムラをなくすには相応の経験が必要な技術であるが、稲つくりではこの時期だけになるので、難しいと判断)。

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 この方法だと、1箱に消費される水分量が1.5リットル弱とほぼ定量的で、1.5リットルに含ませる肥料成分を加減でき、施肥量が均一化が計れることに加えて、灌水のムラもなくせるのである。

 たが、この方法は面倒だし、腰には優しい方法とは言えないが、下記の点から今年も来年も実施することになると思う。ただ、年齢を重ね、体力が衰えたときのことや苗箱数が1,000枚とかでも対応できる方法を考えておく必要がある。

  (1) 灌水ムラがでて部分的に灌水し続けることにならない
  (2) 肥料成分にムラが出て苗の生長に差が出て後悔することにならない

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 水分が苗箱の表面に毛細管現象でしみ出る様子を撮ろうとしていたら、苗箱が沈み始めた・・・。


 ちなみに、156枚の苗箱の灌水&施肥作業は、9時から始まって13時過ぎまでかかった。

メモ:やはり、ブルーシート2枚重ねの方が保温力は2℃前後高いと思われるが、外気温やハウスを閉めた時の苗床の温度との関係もあるので、暫く、「ブルーシート2枚重ねによる夜温の保温力」の面から見てみることにする。

 
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2013年03月15日

霜柱が立った

 朝方、外気温の温度計の表示:氷点下4.1℃:を見て、ドキッ!とした。

 ハウスの周りは、霜柱が立っていた。

霜柱_01_480x270_wcr.jpg

 さすがに寒い・・・、なんか、嫌な予感がして、5センチほどの高さの霜柱を踏みつけた。

 案の定である。苗床の温度が8℃まで下がっていた・・・。

 昨日、ハウスを閉じる頃の温度がいつもより18℃と低かったが、いつもより早めの3時に閉めたことも有り、いつも覆いをホワイトシルバー、空気層を作る寒冷紗、ブルーシートと三重にしていることもあり、危機意識が低く、それ以上の寒さ対策をすることなく、朝を迎えた結果、夜温の最低気温10℃を確保することができなかったorz

 と、今更、どうしようもないので、陽の光でハウスが暖められるのを待った。

 ハウス内の温度が10℃を上回った8時過ぎに、覆いを取り払った。

第1葉期_07_480x270_wcr.jpg

 苗は全体的に第1葉を開き、第2葉の頭が見え始めている状態で、溢泌現象が確認できた。

 だが、この温度管理ミスがどう苗に現れるかは後日になる。

 妙に暖かい日が続いたことで気が緩んだこともあると思うが、慣れが出てしまった。

 やはり、「寒さ対策」は意識を集中して、万全の体制で望まなければ!(大反省である)。


 昨年、いくつかの事情が重なり、石油ストーブを義父から譲って貰い導入したが、いつの間にか「石油ストーブありきの夜温確保」に甘えたことも今回の失敗に繋がっている。

 石油ストーブを使うことなく夜温10℃を確保していた頃の方法(覆いを「ホワイトシルバー」+「ブルーシート」+「ブルーシート」の三重)に、今日から変更しよう。

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2013年03月13日

第1葉が開いてきた

 昨年以上に今年も天候は極端になるような気がしている。

 今日の天候は、雲足が速く、曇ったと思ったら晴れて日差しが差し込み、日差しが弱まったと思ったら土砂降りの雨、暫くすると風が強くなり、叩きつけるような雨とコロコロと大変わりの一日だった。
 そのため、天候の変化に合わせてハウスの開閉に加えて、遮光カーテンの開閉と、空模様とハウスの温度計をにらむ一日だった。

 天候にあたふたするのを眺めている苗は、昨日までは針状に丸まって伸びていた第1葉が開き始めており、順調に生長しているようだ。

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 生長が早い苗は第1葉の終盤を迎え、第2葉の葉先が顔を出している。

 この状態で、苗の根は相当に伸びていると思うが、どれほどなのか確認するために引き抜いてみた。

第1葉期_04_480x270_wcr.jpg

 思った以上に長く、最初に出た根を伸ばしてみると約60mmもあった(全ての根を採取できたわけではなく、根先が切れているので、「60mm以上」と表現する方がよさそうである)。
 ちなみに、草丈は約40mm、第1葉鞘の高さは約22mm、第1葉の葉長は約18mmと、「第1葉鞘の高さ>第1葉の葉長」なので、この苗に限った現段階の評価は「管理温度がやや高めだった」ことになる。


 ついでに、種籾の胚乳の消耗具合を観るために、籾を剥がし、胚乳を切断してみた。

第1葉期_05_480x270_wcr.jpg 

 胚乳は柔くなっているものの、原形をとどめ、堅さが感じられる状態である。
 2葉が展開する頃には、根元に小さな粒となって残っている程度なので、この状態から2葉を展開し、更に根を伸ばし、根の数を増やすに必要なエネルギーは十分に残っていそうな気がする。
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