2013年04月07日

爆弾低気圧の置き土産

 爆弾低気圧が通過した。

 今年の爆弾低気圧の気象予報は大げさな割に、南阿蘇界隈ではたいしたことの無い状態だった。

 低気圧の勢力がこれから増すため、勢力が増してから通過する関東や東北地方にもたらしたような被害にはならなかった。おそらく、今回もそうなんだろうと予想していた。

 だが、今回は爆弾低気圧は予報よりも悪い結果になった。

 昨夕にはいったん上がった雨が、予報に反して、夜半過ぎから降り始めた。

 翌朝の気温が低くなるとの予報のため、苗代の水位は高めにしてあったので、この雨は苗代の水位をあげることを意味する。
 だが、昨日は稲つくり塾を終え、晩酌で疲れを癒やすために飲んだアルコールが残っているので車を走らせるわけにもいかず、かといって、カッパを着て徒歩で田んぼに行くのは面倒であった。

 結局、アルコールが抜ける明け方、田んぼに行くことにした。

 だが、朝起きて、ビックリの状態。

 外はミゾレ混じりの雨で、内輪山の頂上は雪化粧。

爆弾低気圧_01_480x270_wcr.jpg


 だが、外気温は約3℃なので慌てることにはならなかったが、苗代の水位は予想以上に高くなっていた。

爆弾低気圧_02_480x270_wcr.jpg

 規定の水位を超えて高くなっているが、その状態は数時間なので、徒長につながることにはならないと思うが・・・。

 今回の教訓。

 「爆弾低気圧の予報は外れる!」

 「爆弾低気圧の影響がなくなるまでの間は、いつでも出かけられるように準備すべし!」



 明朝の気温は氷点下を下回る可能性があるとのことなので、夕方、水位を少々深めにした。


posted by アッケン at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 苗つくり

2013年04月03日

第4葉目が顔をだした!

 プール育苗に移行してから、明け方の氷点下が2度もあったが、昼間は比較的暖かい状態が多いためか、生長の早い苗は第4葉目を展開してきている。

 プール育苗に移行する頃には第3葉目が顔を出していた苗かもしれないが、いずれにしても、約10日間で1葉が展開したことになる。

第4葉期_01_480x270_wcr.jpg


 ゴールデンウィーク前の天候次第では、早めの田植えを実現したいので、残り3週間、苗の頑張り次第だが、現実的になってきた感じがする。


 と、第3葉に違和感を覚えたので、記録するために標本写真にした。

第4葉期_02_480x270_wcr.jpg

 第1葉と第2葉の展開は徒長苗気味で、それぞれの葉鞘が長く伸びていることは、前にも記録したとおりだが、@第3葉は第2葉より葉の長さが長く、葉の幅が広くなっていて、A茎は太くなっていて、少し、目標の苗姿に近づいた気がしている。

 しかし、第3葉の葉耳の位置が、第2葉の葉耳の位置より低いのは、まだ、展開の途中だからだろうか。それとも、プール育苗環境の厳しさが本来の苗の姿に戻そうとしているのか、その点に着目して様子を観てみよう。


posted by アッケン at 18:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 苗つくり

2013年03月31日

水苗代が干上がった・・・

 昨日、街に降りたころに携帯電話が鳴った。

 午前中に玄米を届ける約束をしていた熊本市内のお客様からの連絡である。

 春の陽気に浮かれ、そのことをすっかり忘れていた。ただ、謝るしかなかった。

 別の約束を済ませて、山に帰ったのが17時前。お米の出荷検査と送付状を再編して、18時過ぎには届けて事なきを得た。その後、買い物を済ませて、再び山に帰ったら20時を回っていた。

 その間、苗代の事が気になっていたが、日曜の朝の最低気温が8度とかなり高めに予想されていたこともあり、疲れて寝てしまった。

 と、今朝、苗代に行って、ビックリした。

干上がった_01_480x270_wcr.jpg


 苗代の水が無くなっていた。

 木曜日の夕方に観察して以来なので、約36時間の時間が流れているが、干上がってしまうとは予想していなかった。その間の減水深は3cmである。

 確か、木曜日の夕方は水を追加したが、この減水の理由は何か考えた。

 晴天のため蒸発量も多かったと思うが、それにしても、蒸発量が多すぎる!

 と、苗の成長ぶりをみて、稲が生長している時の蒸散活動による水の減り具合が大きいことを思い出した。

干上がった_02_480x270_wcr.jpg


 生長の遅い苗も第3葉目を展開している。これは、どの苗も自力で養分をかき集め、生長を始めていることになる。

 晴天による蒸発も大きいが、稲の蒸散活動による水分の消費も合わさって、苗代が干上がったのだと考えることにしたが、理由がどうあれ、「苗管理をサボったこと」を最初に反省しなければである。

posted by アッケン at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 苗つくり