2011年02月08日

田んぼB3の今年の計画

 クログワイが大繁殖した田んぼB3。

 「クログワイ」は「コナギ」に次ぐ強敵のようである。

 しかも、除草剤を使っても困難なようなので、農薬を使わない耕さない田んぼでのイネつくりでは、かなりキツそうである。

 クログアイの残骸@B3_W480xH270.jpg
<一部取り残された田んぼB3のクログアイの残骸>

 枯れ草の1本1本がクログワイの葉である。
 密集して生えいていた割に、塊径が見つからないのが気になる・・・。

田んぼB3_クログアイ対策_W480xH270.jpg
<プラウを使って起こされた田んぼB3の様子>

 一応、先人達の教え通りに、秋起こし後、クログワイの塊茎を凍らせて活動を停止させる方法を取っているのだが、全塊茎の何割にその方法で効果があるかは未知数である。

土中のクログアイの塊茎_W480xH270.jpg
<土中に埋まっているクログワイ(塊茎を切断したところ)>

 異常に寒い今年の冬で相当ダメージを受けたと思うのだが、上の写真のように土に埋もれた塊茎には関係ないようで、しっかりとデンプンを蓄えていた。

 ・・・。

 去年の稲刈りのおぞましい風景にはお目にかかりたくないし、
かと言って、田植えしながら、除草剤を使うことは絶対したくない!

 然りとて、クログワイと素手で戦うイネつくりは割に合わないし、
クログワイとの戦いのための時間を確保できる自信もない。

 なんと言っても、簡単に捨てられないものがこの田んぼにはある。

 それは、一昨年から低温育苗で栽培した苗で田植えし、田んぼでも農薬と化学肥料を一切使うことなく、耕さない田んぼのイネつくりと似た方法(?)を積み重ねてきた時間である。

 と、悩んだ結果、
  o 田んぼB3では今年の田植えを断念し、
  o 機械除草が簡単にできる田んぼ環境にして、
  o クログワイや他の雑草と戦うことにした。

 そんな田んぼ環境だったら、無理することなく彼らと戦えそうだ。

 そんな手法は、田んぼの生きもの達にも大歓迎されるはずである。

 よっしゃ!

 田んぼB3は、来年の田植えに向けた「準備の年」としよう!
posted by アッケン at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 田んぼづくり

2011年02月07日

2011年の田んぼの新顔

 今年は公の意味で、スタートの年になる予定である。

 これまで借りていた田んぼが3枚(約6反)の田んぼに加えて、
約4反の田んぼが追加されることになった。

 そして、それらの田んぼを正式に借りられることになったので、
正式に農家として申請できる条件が揃うことになった。

 それも嬉しいことだが、ヘイケボタルが湧いた田んぼから繋がる
農道沿いの田んぼ2枚を追加で管理できることがとても嬉しい。

田んぼB郡_W480xH270.jpg
<手前から冬期湛水中の田んぼB1と新たな田んぼB2とB3>

 田んぼB1は、去年まで田んぼBと呼んでいた田んぼで、
近い将来「ホタルの小径」と命名する予定の手前の農道沿いにの先に
田んぼB2」と「田んぼC」が連なる。

田んぼB2_W480xH270.jpg
<田んぼB2>

 田んぼB2は水管理が芳しくなかったため、昨年はダイズが
栽培された田んぼであり、手前側の畦をきちんと整備する
必要のある田んぼである。

田んぼB3_W480xH270.jpg
<田んぼB3>

 田んぼCは昨年まで耕さない田んぼに挑戦中の田んぼだったが、
クログアイが大量に生い茂ったために分げつが取れず、
田んぼの栄養がクログワイに収奪されて米の収量が激減した
田んぼである。
posted by アッケン at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 田んぼづくり

2010年01月08日

何でこんなに冷えるの!

 暖冬って誰か言ってなかったけか?

 今年の冬は寒いぞ!

 今朝の最低気温は、氷点下7.7℃(備え付けのデジタル温度計)。

 昨日で、普及会の総会の資料作成作業を終えたので、久しぶりに朝から田んぼ観察にでかけた。
 今日は、朝一番ってなこともあり、結構厚い氷が張っていた。

冬期湛水_氷_01@田んぼD.jpg
<約1cmの厚さになった田んぼDの氷(並べた板の厚さは19mm)>


 特に田んぼDの氷は厚めである。
 いわゆる漏水田で、今も井出からの注水が結構な量になっている田んぼだ。

 ただ、どういう訳か昨年の暮れあたりから、漏水量が少なくなっているようで、水深が深くなってきているので、もしかしたらとの期待をしているが・・・。

 そんなこともあり、
  排水口からの水は一滴さえ流れてない、
  >> 田んぼの水の流動性がとても小さい、
    >> 外気に影響されやすい桶に入れた水と同じ状態!?、
      >> 気温が氷点下になると、表面が氷に覆われる、
ってなことになっているようだ。

冬期湛水_氷_02@田んぼD.jpg
<この程度の農具だと、ビクともしない氷が張っている>


 寒いのはいい加減にして欲しいところだが、そろそろ、「塩水選」やら「浸種」作業が始まるので、それが終わるまでは、寒いままでも良いかな!?
posted by アッケン at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 田んぼづくり