2011年03月17日

植物が動き出した田んぼBの様子

 今年の冬は寒かった。
 今日も寒い!、もうすぐ春分だというのに真冬の寒さである。

 だが、田んぼでは植物が動き始めていて、藻も広範囲に発生してきた。

藻(田B)1.jpg
<広範囲に藻が発生し始めた@田んぼB>

 藻の生え始めの様子がハッキリとわかるのは、この時期ならではなので、マクロ撮影的に近づいてみた。

藻(田B)2.jpg
<藻の生え始めの様子>
横たわる白い棒状の物は稲藁である。

 南阿蘇では真冬でも藻を観察することができるが、ほとんどが井出口近辺であったり、冬期に発生したと言うよりも、晩秋の暖かい日が続いた頃に発生した藻が通常の数倍の時間をかけて大きくなった藻とおもわれるものばかりである。

今、生えだした藻が田植えの頃には大繁殖し、耕さない田んぼとは言え、田植機の植え付けアームに絡まるのではと心配するほど増えるようになる。

それを思うと、この藻の生え始めは、やはり、この時期ならではの光景である。
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2010年02月08日

2010年、初、アカガエル(!?)の卵塊

 2010年2月8日、最高気温が15℃を越えた。

 明日、明後日は、最低気温が10度を上回るとの予報。

 浸種してる水の水温は10℃を越えて推移しそうだ・・・。

 と、千葉県で開催された日本不耕起栽培普及会の総会の準備や裏方のボランティア活動があって、昨晩遅くに帰ったこともあり、5日ぶりの田んぼ観察である。

 田んぼBで、いきなり、アカガエルの卵塊発見!

アカガエルの卵塊_1002081334.jpg
<今年初めて観察できたカエルの卵>

 おっと、こっちにも。

アカガエルの卵塊2_1002081336.jpg

 そう言えば、6日に神崎町で卵塊を見たので、そろそろ観察できる時期だと思ってたが、帰ってくるなりお目にかかれるとは!

 と言うことは、もう1、2週間もすると、オタマジャクシの群れが観察できるはず。

 さぁ、田んぼの畦整備もいそがなきゃ!
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2009年07月03日

アメンボ、水黽、水馬、飴坊@田んぼC

 田んぼCは不耕起栽培準備田である。

 この田んぼは、冬期湛水してないし、漏水田だったので代かきに加えてユンボで地固めし、それでもだめだったので、これでもか!と言うくらい思いっきり代かきした田んぼである。

 勿論、低温育苗でじっくり育てた成苗を移植しているし、生きものが住みやい環境にするために農薬は使ってないし、ぼかし肥の準備を怠っていたので仕方なく分げつ肥として硫安を窒素成分で2Kg(反あたり)を使ったが、それ以外の化学肥料は使う予定がないしと、だから、「準備田」なのである。

 この田んぼの生きものは、湛水を始めてから集まり始めた生きものに限定されるので、生きものいっぱいの田んぼにはほど遠いけれども、カエルやオタマジャクシも生息し始めていて、何故かアメンボがたくさんの田んぼである。

 今日、除草のため田んぼに入ろうとしたら、妙な集会に出くわした。

田Cアメンボ_01.jpg
<アメンボの集会!?>

田Cアメンボ_02.jpg
<こっちにも・・・>

 何に群がっているのか、興味が湧いてきたので、アメンボには悪いなぁと思ったが、集会を中断して貰った。

田Cアメンボ_03.jpg
<アメンボ群がってた中心にいたもの>

 ハチの死骸である。

 ・・・・。

 アメンボは肉食なんだと、50年間生きてきて始めて知った!


 確かにWikipediaにも肉食だと記載されているし、死骸に群がるアメンボの写真も紹介されている。
 なんでも、カメムシ目・カメムシ亜目に分類され、あの黒い斑点米の犯人のカメムシと同じに分類されている。


 それにしても、今日は昆虫の死骸が多いのか、除草している間もあっちこっちで、アメンボの集会を目撃した。
posted by アッケン at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 田んぼの生きもの