2009年06月12日

田植え後32日目の田んぼB

 今朝は、トンボの羽化を観た。

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<ヤゴから羽化したばかりのアキアカネ(!?)>

 前にトンボの羽化を目の当たりにしたのはいつだろう・・・。
 なんか、生まれ故郷の沖縄の与那国島で生活してた頃までさかのぼってしまうような気がするが、確かな記憶がない。

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<羽が乾き、堅くなった羽を広げるアキアカネ(!?)>

 しかし、田んぼBは白川の支流沿いにある田んぼだけあって、冬期湛水1年目の田んぼとは言え、他の田んぼとは比べものにならない程に生きものが豊富だ。
 生きものが豊富な理由は、田んぼBの用水路が白川の支流に直結していて、かなりの水量(数十トン/分)が流れることもあり、支流の生きものも一緒に流されるためである。

 まだ、撮影に成功してないが、代かきの頃に泥まみれになって跳びはねてたハエ(川魚)を観たので、今もこの田んぼにはハエが生息していると思う。
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2009年06月11日

田植え後31日目の田んぼB

 「梅雨入りしたと見られます」が発表された6月9日は、どんよりとした曇り空から時折小雨状態だったが、翌日の10日は土砂降りだった。
 お陰で、田んぼAの用水路の水は停止されたが、田んぼBの用水路は、いつものように用水路のU字溝の縁ギリギリの水が流れていた。

 と、田んぼBのイネの観察で、葉鞘や耳葉のあたりに黒い粒が異様に付着しているのを発見。

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<イネの茎や葉に群がるサカマキガイ>

 田んぼBにもサカマキガイやヒメモノアラガイが発生していることは判っていたが、イネにこんなに群れられるとは・・・。

 サカマキガイやヒメモノアラガイが大量発生している田んぼAでは、このような現象を観てなかったため、イネに対する害を調べたこともなかったが、改めて調べてみたところ、イネに対する害は報告されてないようである。

 夕方、また、観察したら、イネによじ登ってたサカマキガイはイネの茎の水際付近でしか観られなかった。
 前日の激しい雨が影響して、イネによじ登ったのだろうか・・・。

 まぁ、何れにしても、田んぼBでもヘイケボタルを呼ぶ環境が整ってきたということかな!?
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2009年06月04日

田植え後、25日目の田んぼA

 田植えが終わって、数日後から朝夕かなり冷え込む日が続いている。
 「昼間の気温が高温で困るほどに暑い日は少なく、最高気温が20度を超えなかったり、曇り空だったりと、田植え後の苗は分げつがみられない」ってな内容の日記にするために、田んぼAのスナップを撮りに出かけた。

 確かに、今年から始めた、田んぼB、C、Dは雑草との戦いが展開されていて、その戦略の一つとして深水にしたため徒長気味であるばかりでなく、朝夕の冷え込みが厳しいためか分げつがみられないのだ。
 だが、田んぼAの稲の様子をよくよく観察したところ、分げつが進んでいた。

 水管理の為に、ほとんど毎日通っているのだが、昨年も雑草との戦いが展開されなかった田んぼAへは、今年も急いで雑草対策するほどではなく、殆ど毎日他の田んぼの雑草対策に時間を割いていたため、田んぼAのイネをじっくりと観察してなかったことが、露呈してしまった、大反省である。

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<田んぼAとイネの様子>

 田んぼAは、アミミドロが田植え当時から発生していて、今では9割ほど覆われていてる。
 風が吹くと、低いイネは覆われてしまうが、イネが成長するまでの我慢と思い、取り除くこともしていない。
 また、黒い点は、カワニナである。カワニナは、アミミドロの下側にもかなりの数生息していて、冬期湛水や不耕起による生きものがいっぱいの田んぼの数の上での主役になっている。

 と、アミミドロに覆われてない場所で、イネの分げつの様子を観察していたところ、とんでもない、状態を発見した。

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<田んぼAのイトミミズ>

 イトミミズの大群である。
 去年までは牧草畑だった田んぼを、何度も代かきして水が貯まるようにして、ようやっと田植えしたので、少数のイトミミズしか観察できず、冬期湛水が始まった頃は少々増えていた程度だったが・・・。

 不耕起栽培一年目のこの田んぼで、こんなにもたくさんのイトミミズを観察できるとは、ビックリしたり、嬉しくなったりである。
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