田植えが終わって、数日後から朝夕かなり冷え込む日が続いている。
「昼間の気温が高温で困るほどに暑い日は少なく、最高気温が20度を超えなかったり、曇り空だったりと、田植え後の苗は分げつがみられない」ってな内容の日記にするために、田んぼAのスナップを撮りに出かけた。
確かに、今年から始めた、田んぼB、C、Dは雑草との戦いが展開されていて、その戦略の一つとして深水にしたため徒長気味であるばかりでなく、朝夕の冷え込みが厳しいためか分げつがみられないのだ。
だが、田んぼAの稲の様子をよくよく観察したところ、分げつが進んでいた。
水管理の為に、ほとんど毎日通っているのだが、昨年も雑草との戦いが展開されなかった田んぼAへは、今年も急いで雑草対策するほどではなく、殆ど毎日他の田んぼの雑草対策に時間を割いていたため、田んぼAのイネをじっくりと観察してなかったことが、露呈してしまった、大反省である。

<田んぼAとイネの様子>
田んぼAは、アミミドロが田植え当時から発生していて、今では9割ほど覆われていてる。
風が吹くと、低いイネは覆われてしまうが、イネが成長するまでの我慢と思い、取り除くこともしていない。
また、黒い点は、カワニナである。カワニナは、アミミドロの下側にもかなりの数生息していて、冬期湛水や不耕起による生きものがいっぱいの田んぼの数の上での主役になっている。
と、アミミドロに覆われてない場所で、イネの分げつの様子を観察していたところ、とんでもない、状態を発見した。

<田んぼAのイトミミズ>
イトミミズの大群である。
去年までは牧草畑だった田んぼを、何度も代かきして水が貯まるようにして、ようやっと田植えしたので、少数のイトミミズしか観察できず、冬期湛水が始まった頃は少々増えていた程度だったが・・・。
不耕起栽培一年目のこの田んぼで、こんなにもたくさんのイトミミズを観察できるとは、ビックリしたり、嬉しくなったりである。