2009年04月01日

田んぼCは、漏水田だった・・・。

 田んぼの水持ち具合を確認するために、朝、田んぼCを観察した。

 水が無い!

 田んぼに穴が空いたかのように水が無い!
 田んぼAでも一夜にして水が無くなったことがあったが、この田んぼにも穴が空いたのか!?

漏水田_01.jpg
<水が染み込んでしまった田んぼC>

 田んぼCの中を歩いて水が抜けてしまいそうな穴を捜したが、見つからない・・・。

 水取込み口からは、こんなにも勢いよく水が溢れているのに・・・。

漏水田_02.jpg
<水が溢れる田んぼCの水取込み口>

 前の耕作者から、この田んぼのこれまでの水管理の状況を聞いたら、水は常時入れっぱなしだったとのこと。

 コリャ、漏水田だ!

 潅漑用水路を流れている水は、美味しい水百選の一つである白水の水源からわき出ている水ということもあり、水温がかなり低い。
 イネは元々亜熱帯地域の植物なので、水が冷たいと生育が緩慢になってしまう。
 そこで、水を入れるときは一杯入れ、3〜4日は溜めた水を温めるように使う。そんな使い方をするには、水持ちの良い田んぼでないとできないことになる。

 この漏水田を水持ちの良い田んぼにするには、代かき程度ではなく、重機を田んぼに入れて地固めするしかなさそうだ。
 岩澤先生に相談したら、案の定、重機での地固めを推奨されてしまった

 さぁ、大変だ!

 早速、田んぼCを乾かすために、給水口を閉ざしたが、乾くには1週間以上かかるんだろうな〜。
 田植え予定は、GWなんだけど、それまでに田んぼCの整備は終わるんだろうか・・・。
posted by アッケン at 22:00| Comment(7) | TrackBack(0) | 田んぼと田んぼ管理

2009年03月31日

水を張って、判ったこと。

 水を満々と湛えた田んぼの姿にちょっと感動。

野鳥_00.jpg
<阿蘇内輪山と水を湛えた田んぼC>

野鳥_02.jpg
<ミニダムのように水が流れる田んぼD>

 田んぼDの畦を歩いた。

 ン!?、隣接する排水路付近でチョロチョロと音がする。

 がく〜(落胆した顔)、水が漏れている・・・。

 畦のあちこちから水が漏れている。
 モグラの穴に水が染み込み、そこから、水がしみ出している様子。このまま放っておくと、畦に大きな穴ができて、最悪崩れてしまう!!

 大慌てで、水が漏れている場所の畦固めである。
 水の音が出てる場所に行き、モグラの穴を足で探り、穴をふさぐためにかかとに体重を乗せて踏みまくる。
 畦が部分的に低くなるので、そこから水が流れ出さないように土を盛った。

 田んぼC。

 こっちも水が下の田んぼにしみ出している。
 水音はしないまでも、水が流れ出ているのが見える・・・。

 田んぼD程ではないが、同じようにモグラの穴を足で探り、踏みまくった。
 畦は、凸凹になってしまった。近々、補修しなきゃ・・・。


 育苗観察のため帰宅し、田んぼに戻ったら、大きな野鳥が!

野鳥_01.jpg
<水を張ったばかりなのに・・・、田んぼに野鳥が。>

 周りに水を張っている田んぼが無いから、この田んぼに舞い降りたんだろうけど、でも、生きものいっぱいの田んぼの目的の一つである「冬期湛水時に冬の渡り鳥を呼ぶ」が現実的に思えて、思わず顔の筋肉が緩んでしまった。
 しかし、この写真では野鳥が小さくて、自分一人の感動になってしまう。これからは、ズームレンズも持ち歩かなきゃ!
posted by アッケン at 22:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 田んぼと田んぼ管理

2009年03月30日

たんぼCとたんぼDの水張り

 昨日まで水量調査中だった潅漑用水路の水取込み口の開閉禁止が解除されたので、早速、潅漑開始!

潅漑開始_01.jpg
<田んぼCの水取り込み口からあふれる水>

潅漑開始_02.jpg
<田んぼDの水取込み口付近の様子>

 田んぼDの水取込み口付近は、潅漑用水路からの水が漏れるらしく、田んぼが乾かないために、沼状態になっている。
 そこで、ビオトープを兼ねて水が漏れる一体をアゼナミで区切り、ちょっとしたダム状態にしてある。

 水取込み口から勢いよく水は流れるが・・・・。
 10センチの深さの水を張るのに、1反あたり100トンの水が必要なのだから、相応の時間がかかってしまう。

 結局、満々と水を湛えたるのに翌朝までかかった。 

潅漑開始_03.jpg
<満々と水を湛えた田んぼC>

潅漑開始_04.jpg
<満々と水を湛えた田んぼD>
posted by アッケン at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 田んぼと田んぼ管理