2009年02月16日

浸種X(やっぱりこうでなくっちゃ!)

 昨夜は、ちょっとした豪雨であったが、気温が8℃を下回っていたので、安心して寝られた。
 今朝、雪化粧した外輪山である裏山を眺めることができた。
 やっぱり2月はこうでなくっちゃ!

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<うっすらと雪化粧した阿蘇外輪山>

 今朝は、浸種用のタルの水を交換した。
 これまでは、夕方、頃合いを見計らい、水道水を直接、浸種用のタルに灌水し、夜間の低温を利用して冷やしていた。
 が、この方法だと冷やされる間、つまり、水道水(水温:12.5℃)が10℃以下に冷やされるまでに数時間要してしまうことになり、数時間とは言え種籾が動くとされる10℃を超える環境をわざわざ作っていることになる。

 それで、10℃を超える環境での浸種時間を少しでも短くするために、下記のような方法を取ることにした。

 (1) 夕方に水をくみ置きする、
 (2) 夜間、水が夜温と同程度に冷やされるようにする、
   --> 小さなタルを多く用意し、蓋をせずに放置する
 (3) 翌朝、夜温で冷やされた水を使って、水を入れ替える、

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<くみ置きした水:より小さなタルの水温がより低い>

 今朝は、浸種していたタルの水温が約8℃で、くみ置きしていたタルの水温が、小さいタルで約5℃、大きなタルで約6℃であった。
 入れ替えした浸種用おタルの水温は、約6℃となった。

 冷たい水を扱うので手が痛くなるが、浸種用のタルの水温が昼間も10℃以下を維持することで、心穏やかに別の作業に集中できることを考えると、なんのこれしきである。

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<15日の気温は16℃まで上昇したが、水槽の水温は約9℃止まり>

 次に最低気温が高めに予想されている日が2月20日(金)である。
 2月19日(木)の早朝には、水の入れ替えを済ませた方が良さそうである。

2009年02月14日

浸種W(春一番が・・・)

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<13日の最高気温は、日陰にも係わらず17℃だった。>

 ここ南阿蘇でも、春一番が吹き荒れた。
 12日の宵の口に水の入れ替えをしたこともあり、13日の早朝の水温は8℃だったが、13日の夕方には11℃になっていた。
 気温予報は修正され、気温は13日の夜半にかけて17℃まで上昇し、14日の明け方頃の最低気温が14℃との予報・・・。

 事は重なるもので、頼みの綱である間借り予定の冷蔵庫のご主人は、太鼓の演奏会を控えて大忙しで、つかまらない・・・。

 で、急遽氷塊を購入し、冷やすことにした。

 500円の氷塊(約4Kg)の投入で、水温を約2℃程下げることができたが、13日の夜半には10℃になっていたので、更に氷塊を投入したが、14日の早朝、水温は11℃まで上昇していた。

 氷商が開店すると同時に氷塊を追加購入し、約8Kg投入した。

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<1,000円の氷塊が溶けていく・・・。でも、これで種籾の芽が動かないから、良しとしよう。>

 天気予報によると、今夜には10℃を下回るとのこと。予報どおりであって欲しいと願う。

<反省>
 来年の浸種は、立春までに、できれば1月中には終わらせてしまおう。
 でなければ、浸種用に冷蔵庫を購入しなければならなくなる由、投資コストの最小限化には、自然環境を有効に利用しなくっちゃ!

2009年02月10日

浸種V

 浸種を始めてから12日が過ぎた。
 ここ数日の最低気温は、氷点下前後まで下がるので、比較的平穏な精神状態を保てている。
 妻は、早く暖かくなって欲しい!と春を呼んでいるが、種籾の浸種には大敵の暖かさはもう暫く勘弁して欲しいのだが・・・。

 浸種している水槽の周辺温度は、日中の最高気温が10℃前後まで上昇するが、水中の種籾近辺は7℃前後どまりである。
 水槽の蓋に断熱材で隙間を少なくする様にしていたが、外気温に左右されにくい分だけ水温の上昇幅も小さく、低下幅も小さいさかった。
 特に、2〜3日毎に水を入れ替える際の注水温度が12℃前後なので、できるだけ早く10℃以下にしたいのだが、断熱材で蓋をすると10℃以上の水温が長く保たれることになってしまう。
 それを避けるために、水温が10℃以下になるまで、蓋をしないでおくのであるが、野生の動物(近所でサルの被害がでているだけでなく、昨夜タヌキが車庫に居て大騒ぎした)に嗅ぎつけられたらと思うと、気が気でない。

 そんなもともあり、外気の低温の影響をたくさん受ける通気穴を確保しつつ、野生動物対策も可能な建築廃材を蓋の使うことにした。

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<水を冷やす際に使う蓋(軒下の天井に使うケイカル板)>

 この蓋を使うことになってからは、太陽が沈み、気温が7℃前後に下がった頃を見計らって、水を入れ替えても安心して家の中で団欒の時を過ごせるようになった。

 また、昼間に上昇する水温の熱エネルギーを放出させるための通気層も設けることにした。

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<12mm厚の合板を挟んで、通気層としての隙間を設けた>

 これは、自然耕塾の浸種では、合板で作った蓋を使っていたが、注水口を確保するために約10cmx20cm四方の穴が開けられていて、その水槽は昼間の外気温に水温が影響されにくかった(暖まった熱を逃がすためだと理解した)ことを思い出したからである。