当初の計画では、4月30日を田植え日に設定していたが、最低気温が少なくなかったことが大きく起因して、苗の成長が緩慢になり、田植え予定を大幅に変更せざるを得ない状態になっている。
ハウスのオープン作業は、気温が水温を上回る8時頃行っていて、今朝も溢泌現象が旺盛なのだが・・・。

<溢泌現象が旺盛なプール育苗39日目の苗>
今日は、苗の状態を確認するため、比較的に成長の良い苗を採取した。
<プル育苗:39日目(播種後、57日目)の苗>
マニュアル通りの成長であれば、20センチメートル程の苗丈になっている頃であるが、4月に入ってからの朝晩の冷え込みが響いてこの状態である。
しかし、容姿はきちんとしているので、もう暫くすると「第一号分げつ」が第一葉の根本から現れるはずである。

<拡大した根の付け根部分>
根も葉の成長に合わせて節を増やしながら、冠根を出している様子がわかる。
寒さが響いている証拠に、苗丈よりも根の長さが長い(採取で切れているが・・・)。
天気予報によると、早朝の最低気温が7度前後の日が暫く続くようで、思惑通りに10日前後に田植えできるかが微妙である。
鹿児島で不耕起栽培している瀬戸山さんも、4月の4週目に田植えしたが、田植え後の苗の成長が止まっていると嘆いていた。
確か、彼の育苗期間も予定を1週間上回って、60日を超えたと選ってたから、九州全体が、朝晩の低温に悩まされているようだ。