2008年04月11日

藤崎さんの苗八割作

通常、「苗五割作」と言われているようであるが、自然耕熟では、「苗八割作」と教わる。
時間をかけ、苗をじっくりと育てることで、暑さや寒さに強いばかりでなく病気にも強い苗にしていく。

藤崎さんの苗
<藤崎さんの力強い苗>

最近の通常の苗を見てないので、比較論評できないが、力強い苗になっていることは直感的に分かる気がする。

発芽から2.5葉までは、温度管理された良い環境のハウスで管理されるが、2.5葉を過ぎる頃には、厳しい環境のプール育苗へに変わる。
この段階で、根の構造も水稲様に変化し、寒さをも克服するイネへと変貌していくらしい。
葉を一枚伸ばすのに、ハウス内では約6日、外では約12日の日数が必要となることからも厳しさが想像できる。

プール育苗

<労力軽減の目的のプール育苗ハウス>
通常のビニールハウスとは異なり、天井のビニールが巻き上がので、ハウス内の苗が瞬間的にハウス外の苗になってしまう優れもの!
posted by アッケン at 20:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然耕塾

24年目の不耕起の田んぼ

不耕起24年目の田んぼ
<不耕起移植栽培を始めてから24年目の田んぼ>

耕さない田んぼには、雑草が生えない。
本当だった。
でも全面に雑草が生えないわけではない。
写真のように、コンバインと呼ばれる稲刈り機が方向転換することで、土がひっくり返った(耕されたことになる)ところには、しっかりと雑草が生えている。

スーパージジィと不耕起田
<岩澤先生と不耕起田>

岩澤先生の背後に写る田んぼの雑草の生え方には、感心することしきり。

蛙の卵
<雑草は少ないが、蛙の卵が沢山なのだ>
posted by アッケン at 17:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然耕塾