2008年04月21日

第一葉期(出芽(8))

平置きしてから8日目。
簡易ビニールハウスと部屋の環境に分けてから5日目。
昨日も、朝から陽の光が照りつけたので、光量調整目的のよしずのカバー面積を1.5倍にしてハウスを覆った。
今日も、昨日同様に太陽光量が多い一日になるとの予報。

簡易ビニハウスの最高気温、マニュアル通りの適温21℃を確保。
よしずのカバー面積を元に振り返ってみると、温度計を設置した場所のよしずによる光量調節ができてなかっただけなのかもしれない。

何はともあれ、最低気温も12℃と初めてマニュアル通りの環境を実現できたの1日だった。

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<部屋(気温:最低:18℃、最高:22℃)の苗>

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<簡易ビニハウス(気温:最高21℃、最低:12℃)の苗>

部屋の苗は、を簡易ビニハウスに移す計画だったが、あまりにも青白いかったため、光量不足による徒長が原因で高さへの成長が強すぎるのではと推測し、光量環境を変えて室内観察を続けることにした。
ホワイトシルバーを外し、掃き出し窓のレースカーテンの光量に留めた。
結果、青白さはある程度解消されたが、高さへの徒長は相変わらずであった。

簡易ビニハウスの苗は、高さへの成長は約5mm〜10mmと順調に伸びている。

発芽(7-3).jpg
<簡易ビニールハウスの育苗箱全体の様子>


発芽(7-5).jpg
<苗地上部と地形部の様子>

発芽(7-6).jpg
<種籾の中の様子>

地形部を採取しやすい苗を採取してみた。
これでも全ての根を採取できたわけではないが、地上部に比べて地下部の成長が著しい。
また、種籾の中の米は、少しえぐれている程度で、2.5葉までに必要なエネルギー源は残ってそうな雰囲気である。
posted by アッケン at 09:36| Comment(1) | TrackBack(0) | 成苗つくり(観察日記)

2008年04月20日

第一葉期(出芽(7))

平置きしてから7日目。
簡易ビニールハウスと部屋の環境に分けてから4日目。
昨日は、朝から陽の光が照りつけたので、光量調整目的にてよしずでハウスを覆った。
今日も、昨日同様に太陽光量が多い一日になるとの予報。

簡易ビニハウスの最高気温は、よしず効果で25℃に抑えられた。
が、この簡易ビニハウスで、適温21℃の確保は難しいかも。

夕方5時にはビニールで覆いその上をよしずで覆ったが、放射冷却にて最低気温が6度まで低下したために、簡易ビニハウス内は連続して10℃を下回った・・・。
今夜も放射冷却が起きると思われるので、簡易ビニハウスのビニールの二重化を施して、最低気温10℃以上を確保しなきゃ。

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<部屋(気温:最低:17.5℃、最高:24.5℃)の苗>

発芽(6-2).jpg
<簡易ビニハウス(気温:最高25℃、最低:9.5℃)の苗>

部屋の苗は、高さへの成長(約2cm)を続けている。
ますます、虚弱体質になった感がある。

それに比べて、簡易ビニハウスの苗は、高さの成長は1cm前後で、第一葉の形成をほぼ終え、第二葉の形成に移っている。
緑化が更に進み、幅のある葉の形になり、茎の太さも太く感じれるように成長している。

発芽(6-3).jpg
<室内の育苗箱全体の様子>

発芽(6-4).jpg
<簡易ビニールハウスの育苗箱全体の様子>

部屋での苗は、全体的に弱々しさが目立つようになってきた。
やはり、「発芽後は、ある程度寒暖の差がある厳しい環境で育てなければ、頑健な成苗は育たない」と結論し、簡易ビニハウスに移動することにする。

<気になること>
適切な最高気温が確保できない場合、どう影響するか・・・。
影響が無いとの結論が得られないと、この場所での低温育苗には、それなりの対策が必要なことになる。
旧清和村で、ちゃんとしたビニールハウスで育苗してるWさんの苗の様子を加味して検討かな。
posted by アッケン at 08:57| Comment(1) | TrackBack(0) | 成苗つくり(観察日記)

2008年04月19日

第一葉期(出芽(6))

平置きしてから6日目。
簡易ビニールハウスと部屋の環境に分けてから3日目。
昨日は、昼頃から陽の光が照りつけ、気温かなり高めになった。
今日は、昨日以上に太陽光量が多い一日になるとの予報。

昨日の夕方、買い物で街に降りていた。
少し手間取った為、帰えったのが6時・・・。
外気温は既に10℃を下回る勢い、慌ててホワイトシルバーをひっくり返し、ビニールで覆ったが遅かった。
温度計には、最低気温9℃が記録されていた、反省。

発芽(5-1).jpg
<部屋(気温:最低:18℃、最高:20℃)の苗>

発芽(5-2).jpg
<簡易ビニハウス(気温:最高31℃、最低:9℃)の苗>

簡易ビニハウスは、苗にとって最も劣悪な環境になってしまった。
最低気温もさることながら、最高気温対策も検討しないとまずい。
マニュアルによると、第一葉期の昼間の温度は21℃。
南に位置する分だけ太陽光線の勢いが違う、その分だけ寒冷紗とかを使って光量を絞らねば・・・。

結果、部屋の苗は約1.5cmも成長したが、簡易ビニハウスの苗は、高さへの成長は殆ど見られず、第一葉が力強い広がりの葉へと幅への成長が見られる。
また、夜温の気温の低さが高さへの成長に影響していると推測でき、昼間の気温の高さは、高さへの成長にそれ程影響しないのではとも推測できる。
後者の推測が正しいならば、夜温がしっかりと低くなるこの南阿蘇は、不耕起栽培でも重要な要素を占める低温育苗(ずんぐりむっくりで、5.5葉でも約20cmの苗作り)に適してる場所となるので、嬉しい結果を確認できることになる。

発芽(5-3).jpg
<室内の育苗箱全体の様子>

発芽(5-4).jpg
<簡易ビニールハウスの育苗箱全体の様子>

なんだこんだと、室内と室外の環境の差は、小さくなかった。
緑化の面でも簡易ビニハウスの苗の色が濃くなり、力強さを感じる程になった。
勿論、力強を感じさせるのは、緑色が濃くなっただけではなく、高さへは殆ど成長せずに幅への成長も起因していると考える。

やっぱり、ぬるま湯環境よりも寒暖の差が厳しい環境で育てる方がベストな結果を得られそうである。
もう一日様子を見て、部屋環境の苗も簡易ビニハウスに移すことを検討しよう。
posted by アッケン at 09:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 成苗つくり(観察日記)