2008年04月30日

第二葉期(4)

平置きしてから16日目。
簡易ビニールハウスと部屋の環境に分けてから13日目。

昨日は、「全国一の暑さ!人吉で28.3度」だったとか。
車での移動中、夏の様相だったので、もしかしてと思ったが・・・。

案の定、苗床の周りの最高気温は、27.5℃を記録していた。
そして、気温上昇に合わせるように、高さへの成長が増したようである。

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<簡易ビニハウス(気温:最高27.5℃、最低:10.5℃)の苗>

これほど気温に敏感に反応するとは、ビックリである。
このまま昼間の気温が高い日が続くとなるとズングリムックリの苗ではなく、スマートな苗になってしまいそうである。

この時期、低温育苗に向いてない気候であることには間違い。
田植えの予定が5月中頃の場合、本来であれば、この時期は既に「プール育苗」に切り替えている頃である。

しかし、何らかの理由で田植え時期を遅らすことになり、ビニールハウスでの育苗がこの時期になる場合、昼間の温度管理対策が必須になることを、将来のために記録しておこう。

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<簡易ビニールハウスの育苗箱全体の様子>

さて、今日も快晴である。
育苗箱周りの気温が気になるので、昼以降の日差しを和らげるために以前使っていたよしずを使って、日陰の面積を増やした。

気温があまり、高くなりませんように・・・。
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第二葉期(3)

平置きしてから16日目。
簡易ビニールハウスと部屋の環境に分けてから13日目。

自然耕塾で教わった教訓、「定期的に灌水すると、定期的に灌水される環境に順応してしまう」らしい、イネだけではなく、全植物に当てはまることだと思うが・・・。
育苗時の灌水は、定期的ではなく、溢泌現象が観察される間は灌水せず、溢泌現象が心許なくなった午前中にたっぷりと灌水が基本と教わった。

で、今朝は全体的に溢泌現象が確認された由、灌水せず。

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<簡易ビニハウス(気温:最高22.5℃、最低:10.5℃)の苗>

気温調整と光量調整の役割を「よしず」で行ってから二日目、わずかだが高さへの成長の変化が観察できる。
ただ、育苗箱の外周部と中央部とのイネの生育の仕方に差が出てきているようで、中央部のイネの生育が旺盛になってきている。
「風通し」による温度の微妙な差が発生していて、生育にも差が出ているようだ。

そう言えば、種籾を採取する際の心得として、「種籾は生育環境の良い田んぼの外周部で育ったイネの籾から得よ」と、田んぼ博士が言ってたが、苗床でも適応されるのかも知れない。

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<簡易ビニールハウスの育苗箱全体の様子>

さて、今日は暑くなるらしい、気温がどこまで上昇するか気になるところ。
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2008年04月28日

第二葉期(2)

平置きしてから15日目。
簡易ビニールハウスと部屋の環境に分けてから12日目。

中央部には水分が十分らしくそこの苗には溢泌現象がみられたが、床土の表面に乾燥部が見られる周辺部の苗には見られなかった。

で、今朝は、初めての灌水。

まだまだ冷たい水を突然浴びせられて、さぞかしびっくりしてるだろうな〜。

第二葉期(2-1).jpg
<簡易ビニハウス(気温:最高22.0℃、最低:10.5℃)の苗>

ここ二日ほど、高さへの成長が止まっているかの様で、差を指摘する程の成長が見られない。
そのまま、横への成長に繋がっていればいいのだが・・・。
今日の初めての灌水が成長にどう影響するのか、新しいファクターの追加で、考察が難しくなっていくが、仕様がないかな。

第二葉期(2-2).jpg
<簡易ビニールハウスの育苗箱全体の様子>
posted by アッケン at 10:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 成苗つくり(観察日記)