慣行の育苗の浸種工程では積算温度が100度になるまで水に浸すし、低温育苗の浸種工程では休眠ホルモンであるアブシジン酸を溶脱させる目的が加わるため、10度以下の水に30日もの間浸す。
浸種の次は催芽と呼ばれる種籾の「芽出し」工程に移る。
その工程では種籾が鳩胸になるなるまで、慣行の催芽では30〜32度のぬるま湯に、低温育苗では20〜25度のぬるま湯に浸すとなるが、高島さんの場合、浸種工程と催芽工程が同じに行われるようなので、とても気になっていた。

温湯消毒から3日目の種籾は、玄関に置かれたポリバケツの中で水に浸されていた。
水温は約15度なので、種籾は含水率を上げつつも、発芽の準備がゆっくり行われていると思われる。
と、種蒔きは来週を予定しているが、前線の通過などが気になっており、種蒔き日は来週になってからでないと確定しないとのことであった。
・・・。
やっぱり、本当に浸種と催芽の工程が同時に行われているようである。