午前中に玄米を届ける約束をしていた熊本市内のお客様からの連絡である。
春の陽気に浮かれ、そのことをすっかり忘れていた。ただ、謝るしかなかった。
別の約束を済ませて、山に帰ったのが17時前。お米の出荷検査と送付状を再編して、18時過ぎには届けて事なきを得た。その後、買い物を済ませて、再び山に帰ったら20時を回っていた。
その間、苗代の事が気になっていたが、日曜の朝の最低気温が8度とかなり高めに予想されていたこともあり、疲れて寝てしまった。
と、今朝、苗代に行って、ビックリした。

苗代の水が無くなっていた。
木曜日の夕方に観察して以来なので、約36時間の時間が流れているが、干上がってしまうとは予想していなかった。その間の減水深は3cmである。
確か、木曜日の夕方は水を追加したが、この減水の理由は何か考えた。
晴天のため蒸発量も多かったと思うが、それにしても、蒸発量が多すぎる!
と、苗の成長ぶりをみて、稲が生長している時の蒸散活動による水の減り具合が大きいことを思い出した。

生長の遅い苗も第3葉目を展開している。これは、どの苗も自力で養分をかき集め、生長を始めていることになる。
晴天による蒸発も大きいが、稲の蒸散活動による水分の消費も合わさって、苗代が干上がったのだと考えることにしたが、理由がどうあれ、「苗管理をサボったこと」を最初に反省しなければである。