朝夕の冷え込みが続いているので、潅漑水路を流れる水の水温と田んぼの水の水温に大きな差がないどころか、潅漑水路を流れる水の水温が高い日が続いていた。
しかし、6月に入ってからは田んぼの水の水温が高くなってきたこともあり、注水時間の変更を検討したが、太陽の日差しが強くなってから注水を始めると、午前中の作業を中断して注水を止めに田んぼをまわるか、昼時までの時間をかけて必要な水量を確保するように注水量を調整するか等と悩んだが、結局、これまで通り、早朝に必要な水量を確保することにした。
只、漏水田と化してしまった田んぼAは、毎日のように注水が必要なために、注水口周辺のイネは生育が遅れている。
快晴の日は蒸発による減水も加わるので、漏水田の田んぼAの水位は干上がる寸前まで水が減り、注水を開始する頃には水深0ミリになったりする。
そんな田んぼAは今朝も水位0ミリになっていた。
そんな中、異様にサカマキガイが目立つことに気がついた。
水がほとんどなくなった田んぼの土の上に張り付いた状態のアミミドロの上で、大量のサカマキガイとヒメアライガイが固まっている。

<田んぼA一面に大量に生息するサカマキガイとヒメアライガイ>

<ズームアップしたコーナー部のサカマキガイとヒメアライガイ>

<更にズームアップしたコーナー部のサカマキガイとヒメアライガイ>
彼らが生息しているのを知っていたが、こんなに大量に生息しているとは・・・。
調べてみたら、サカマキガイもヒメアライガイもヘイケボタルの餌になるようだ。
田んぼのホタルと言われるヘイケボタルが生息できる環境が、早くも整ったことを確信した。