今朝、よくよく観察してみると、第三葉の葉先の色落ちを確認できる苗が見られた。
やっぱり、気のせいではなく苗全体に色落ちしが発生していたのだった。

<直感的に色落ちが確認できるのは第二葉、
第三葉の葉先が色落ちしている様子は、よく見ないと分からない>
先月10日頃からハウス内の最低温度が10℃以下にならないように、ハウスを開閉してきたので、第三葉の葉先の色落ちが、寒さによるとは考えにくい。
前回の追肥が、プール育苗27日目の4月19日だったが、それからの約二週間、第四葉期を経て、第五葉期への成長にかなりの養分を消費していると思われることや更にこれから10日以上プール育苗を続けることを考えると、追肥の必要性を感じた。
「『新たなことを実施する前に、岩澤先生に電話で確認してからにしなさい』と言ったでしょう!」と、言われそうだが、岩澤先生は田植え講習で捕まらない。
前回のこともあるし、で、追肥を決行した。
「化学肥料を全く使わない」と宣言しているので、育苗時の肥料養分として、有機態チッソ100%の「みんなゆうきペースト by 片倉チッカリン」を使っている。

<みんなゆうきペースト(液肥)が入っている箱のラベル>
プール育苗時の追肥は、下記の行程になるが、半日がかりになる。
(1) まずは、プールの水を殆ど抜き、
(2) 次に、水で薄めた液肥をジョロで灌水するように追肥し、
(3) 苗が養分を吸収するため(!?)の時間として、2〜3時間放置、
(4) 苗箱を1センチ上回る程度の水位まで注水する、
今回は、チッソ成分が0.25g/箱になるように、約1,400mlのみんなゆうきペースト(232箱相当分)を120リットルの水で薄め、ジョロで灌水するようにして追肥した。
今日は、生憎の天候で、朝から曇り空。
昨今の南阿蘇は、晴天の日中でも木陰にはいると、そよ風に肌寒さを感じる状態なので、今朝、開放したハウスを直ぐに閉鎖してハウス内の温度を高めに保っている。
閉鎖された空間でのみんなゆーきペーストの追肥は、独特のニオイが少しだけど鼻につく・・・。
が、苗が元気に成長することを想像すると心地よい香りになる。いや、やっぱり独特のニオイだ!
結局、今日、ハウスを開放したのは、午前中の1時間だけであった。