2013年03月19日

糸状菌が発生した

 プール育苗前の育苗期は、畑と同じ環境、昼間は気温が高めの環境、夜温を確保するためのシートで覆った状態では湿度も高めの環境と、苗のスムーズな生育を促すが、好気性の菌にとっても繁殖しやすい環境である。

 と、危惧していた好気性の菌(糸状菌)が、とうとう発生した。

糸状菌_01_480x270_wcr.jpg


 好気性の菌の活動を抑えるには水攻め(プール化)に勝る策はないが、水攻めするにはまだ早い・・・。

 糸状菌がこれ以上繁殖するのを防ぐため繁殖応急処置として、食用の氷酢酸を薄めた水溶液を灌水した。

 この対応策は酸性土壌を好む稲、酸性環境では繁殖が抑制される糸状菌の関係を利用する育苗期の糸状菌対処策の一つである。
 これ以外に、種籾の病菌の活動を抑える目的で使った酵素培養液を灌水する方法もあるが、今回は、久々に氷酢酸を使ってみた。


 この処置で数日の時間を稼げれば、第2葉が展開しプール育苗に移行できるのだが・・・。

posted by アッケン at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 苗つくり