2013年03月18日

1.5葉期に入った

 昨日(03/17)は最低気温が氷点下あたりまで下がったが、ハウスの苗床の温度は12℃を確保することができた。いつものように、覆いを取るなどの温度管理を8時頃から始める。昼頃から曇り始め、時折、小雨がぱらつき、午後2時頃にはハウスの気温も下がり始めたたので、保温用のシートで覆った。

 また、早朝(5時頃)に浸種中のヒノヒカリの種籾の水替えを行った。先月の14日から浸種を開始したので、今日で、32日目になるが、もう10日ほど冷水に浸すことにする。
 昨年のヒノヒカリは発芽率が悪かったり、催芽の芽揃いに幅が合ったことに加えて、今年の種籾も昨年同様に1.15の塩水選での選別ができなかったなどから、種籾の質が劣化していると判断している。
 種籾の質の劣化(=生育した天候環境の不良)は休眠ホルモン、アブシジン酸の量に影響するため、今年のヒノヒカリの種籾の浸種期間を特に長くしたい理由がある。
 
 日は変わって。

 昨日からの大陸性の低気圧の通過に伴って、太平洋側からの暖かい空気が吹き込んだため、最低気温は8℃と暖かい朝を迎えた。
 曇り空で陽の光は差さないが、外気温もハウス内の気温も15℃と暖かいため、8時には覆いを取り、遮光カーテンを開けた。

第1.5葉期_01_480x270_wcr.jpg


 昨日あたりから、いわゆる、1.5葉期に入っている。

 生長の比較には、03月10日の苗の写真と比べると一目瞭然だが、1本、1本の苗を見てみると順調な生育ではないことがわかる。

第1.5葉期_02_480x270_wcr.jpg


 今年の苗は鞘葉部が太い苗に細い苗、第1葉が適度に長い苗と短い苗、予想以上(90%)に発芽率が悪いのではと思わせる状態など、苗のできは今一の気がしている。

 育苗初期の温度管理がおおざっぱだったせいかもしれないが、第2葉が開き終わったらレビューするとしよう。

 覆いを取り払った直後から、雨が降り始め、時間が経つにつれ雨脚は激しさを増してきた。
 風が強くなり、雨は横殴りの状態となり、南、北、東側の窓ガラスを雨水が覆い、窓からの景色が観れない程になる。

 春の嵐である。

 「またか〜・・・」の気分に襲われる。温度は上がりそうになく、このまま夜を迎えると最低気温を維持するのは難しくなると思われるため、石油ストーブのスイッチを入れた。
 4時間ほどで、苗床の温度は20℃まで上昇させることができ、安心していたら、雲の隙間から陽の光が注がれてきた。数分でハウスの気温は4度も上昇、太陽のエネルギーの凄さを実感した。

 空は相変わらず雲に覆われ、ハウス内の気温が下がり始めたため、午後3時にはシートで覆いを保つことにした。結局、今日はハウスを開くことはなかった。



 当初の予定では今週末には第2葉が展開し終わり、プール育苗期に移行するはずである。

 田んぼでのプール育苗に備えて、プール育苗予定地の整備に波板での囲い作業を急がなければ!


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posted by アッケン at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 苗つくり