
だが、床土の水分量が心許ない苗箱が出始めているので、灌水を兼ねた施肥を実施することにした。
「灌水」からはジョウロをイメージすると思うが、施肥も兼ねるので施肥量を意識しなければならず、灌水ムラがあってもならずと難しいため、昨年から、液肥を薄めたプールに浸す方法で灌水している(ジョウロでの灌水ムラをなくすには相応の経験が必要な技術であるが、稲つくりではこの時期だけになるので、難しいと判断)。

この方法だと、1箱に消費される水分量が1.5リットル弱とほぼ定量的で、1.5リットルに含ませる肥料成分を加減でき、施肥量が均一化が計れることに加えて、灌水のムラもなくせるのである。
たが、この方法は面倒だし、腰には優しい方法とは言えないが、下記の点から今年も来年も実施することになると思う。ただ、年齢を重ね、体力が衰えたときのことや苗箱数が1,000枚とかでも対応できる方法を考えておく必要がある。
(1) 灌水ムラがでて部分的に灌水し続けることにならない
(2) 肥料成分にムラが出て苗の生長に差が出て後悔することにならない

水分が苗箱の表面に毛細管現象でしみ出る様子を撮ろうとしていたら、苗箱が沈み始めた・・・。
ちなみに、156枚の苗箱の灌水&施肥作業は、9時から始まって13時過ぎまでかかった。
メモ:やはり、ブルーシート2枚重ねの方が保温力は2℃前後高いと思われるが、外気温やハウスを閉めた時の苗床の温度との関係もあるので、暫く、「ブルーシート2枚重ねによる夜温の保温力」の面から見てみることにする。