2013年03月11日

訂正と追加と

 昨日(03/10)付けのブログで、苗の葉の名前を間違えてしまった。

 指摘があって、間違いに気がついたのだが・・・。

 「第1葉の下部で短く白みを帯びているのが不完全葉と呼ばれる種籾から最初に伸び出す芽である」と書いたが、その白みを帯びているのは「鞘葉」なので、早速、訂正しておいた。

 と、また、間違いが発生しないように、鞘葉と不完全葉と第1葉がどの部分になるか、写真を使って説明することにした。

第1葉期_03_480x270_wcr.jpg

 写真中の番号付きの紫色の棒線は、棒線に挟まれている苗のそれぞれの部位の高さをしめしており、@に該当する白っぽい葉が「鞘葉」、Aに該当する葉が「不完全葉」、Bに該当するのが展開中の「第1葉」である。

 不完全葉は該当する苗の水玉の右上あたりが不完全葉の葉先で、不完全葉の生長はほぼ完了している状態である。
 また、第1葉はまだ展開中で、画像の苗は約2.5cmなので、Bの棒の長さがちょうど2倍になる程度まで伸びることになる(温度管理がきちんとできればである!)。

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posted by アッケン at 13:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 苗つくり

厳しい・・・、ヒノヒカリの浸種

 毎年のことだが、6月の頭に田植えするヒノヒカリの浸種は厳しい。

 最低気温が10℃を上回る日が続くと浸種桶の水温が、どうしても10℃を上回るのである。

 種籾は10℃を起点に芽が動くと言われており、浸種を行う際の水温は10℃を下回る条件が課されているためである。

だが、しかし、である。

 ヒノヒカリを始めとする西日本で栽培される品種の田植えは、6月上旬が基本になっており、田植え時期に合わせて浸種作業を行うと、どうしても浸種に使う水温が10℃を上回る日がでてくるのである。

 ここ南阿蘇でも、昨日と一昨日は最低気温が10℃を上回り、昨日の最高気温は20℃を超え、4月の陽気に覆われた。

 打って変わって、今朝は、氷点下。

 早速、浸種中の水を替えた。

浸種_01_480x270_wcr.jpg


 来年以降の課題として、浸種作業を大型冷蔵庫で継続するか、寒い時期に浸種を済ませてしまうかの選択肢があるが、前者はお金がかかるし、後者は浸種を済ませた後の種籾管理は、保管場所の湿度や温度次第では種籾にカビが発生し、種籾が使えなくなるなど管理が大変になる。

 浸種工程を厳冬期に済ませてしまって、いったん、乾燥させるしかないか解決策がないような気がする。悩ましい問題だが、春の陽気に誘われてワクワク気分の中で浸種の水温で気をもむよりましかもしれない。

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