2011年04月07日

催芽完了!

 昨年の猛暑の影響を受けている種籾なので、芽出しが揃わない等の失敗談が寄せられているらしい。
 その様な状況に加えて、昨年の猛暑は平年化すると思われるので、今年は、登熟期が初秋になる「ひのひかり」のみを扱っているが、催芽がどのように変化するのか気になっている。

 催芽開始から約48時間経過。

催芽(48時間後)_W480xH270.jpg
<約48時間目の催芽の様子>

 催芽で芽が動いているのが1割程度と、殆ど動いていない・・・。

 催芽温度を下げたせいか、去年と比較して、かなり遅い。

 播種日を7日に設定していることもあり、催芽温度を23℃に設定し直して催芽を急がせることにした。

 そして、催芽開始から60時間、催芽は進んでいるが、4割から5割程度。

 更に、継続し、催芽開始から66時間、ようやっと全体の7割程度まで催芽が進んだ。

催芽(66時間後)_W480xH270.jpg
<約66時間目の催芽の様子>

 ただ、催芽が進みすぎている種籾があるかと思えば、もう数時間催芽を継続したい種籾もある。
 催芽が進みすぎている種籾は、これから、脱水、適度な乾燥作業をする中で、芽にキズかはいる可能性もあるが、催芽率を高めた結果なので、致し方ない。

 発芽を抑制する植物ホルモン:アブシジン酸を浸種で溶脱したはずなのに、何故、こんなに催芽で差が出るのか・・・。

 これは想像であるが、昨今の異常気象によって、発芽する期間を長くすることで異常気象に備えているのではないかと考えている。
 今年は、植物の成長ホルモンアブシジン酸を溶脱するための浸種日数が37日間であったが、そんなことをかんがえると、アブシジン酸の溶脱期間を50日間とか60日間にする必要があるかも知れない。

 もしくは、他に考えなければならない設定条件があるのかも知れない。
posted by アッケン at 04:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 苗つくり