2011年04月18日

昨日、溢泌現象見れたのに

 昨日に続いて、残りの苗箱に水分補給と養分補給作業と思い、作業の準備を進めていたところ、あれ!?、昨日は溢泌現象がみられた苗箱の苗が、葉を巻いている・・・。

苗(水切れ1)_W480xH270.JPG
<水分不足で、葉が縦方向に丸く萎んだ苗>

 昨日の朝は溢泌現象が確認できたのに、
1日でこの姿になるかッ!?

苗(水切れ2)_W270xH480.JPG
<葉が丸く萎んだ苗の拡大写真>

 考えてみると、昨日は、どんよりとした曇空で日差しが弱かったこともあり、久々に寒冷紗を含めてハウスを全開モードにしていた。
 この行為が、乾きが進めたのかも知れないが、溢泌現象が見られた翌日にこんな姿を見ることになるとは、思いもよらなかったし、初めて見る苗の姿であるある。

 やはり、乾きは進んでいたようで、吸い上げられる水量が1〜2割りほど多い。
 昨日よりも時間をかけてたっぷりと水分補給して貰った。

 勿論、昨日、水分と養分を補給した苗箱の苗は、旺盛な溢泌現象が見られただけでなく、なんだか元気な苗に生まれ変わったようだ。

苗(1葉期_2)_W480xH270.JPG
<最初の水分と養分補給を得て元気な苗!?>

 ここまで、リアルに反応するとは・・・。
posted by アッケン at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 苗つくり

2011年04月17日

もう、水分切れ!?

 播種してから10日目。

 いつものようにハウス内の気温が20℃になる8時前に、カバーシートを剥いだ。
あれっ!?、溢泌現象が見られない。

苗(1葉期)_W480xH270.JPG
<4月17日8時頃の苗の様子>

 まだ、第一葉が展開中から第2葉が展開し始めた苗がほとんどの状態。
 水を欲しがる苗になるのを避けるために、「1.5葉まではできるだけ灌水しない」がセオリーなのに・・・。

 空気が乾いているせいだろうか(最近やたらと火事が多い)、それとも播種の際の灌水量が少なかったのか・・・。
 何れにしても溢泌現象が見られないと言うことは水分が不足している証なので水分を補給する必要がある。

 だが、「後10日もすると、プール育苗に移行する」ことを考えると、ただの灌水ではなくて、液肥と共に水分を補給することにした。
 プール化する前に養分補給は必須だが、幾つかの理由から床土と覆土に使った土には、所謂チッソ成分が含まれてない(化学肥料も有機肥料も混入されてない土を使っている)ので、養分の投入は絶対の苗つくりになっている。

 灌水方法は、数ミリ程度の水深に苗箱を浸し、毛細管現象を利用して苗床の土に水分を蓄える方法で行う。その際に吸い上げられる水分量は苗箱当たり1リットルから1.5リットルになる。
 その水分量に液肥の窒素成分が箱当たり1gになるように水で薄め、水分補給と同時に液肥も床土に蓄えさせるようにする。

 「ハウスの入口に近い方の苗箱では溢泌現象が見られず」、「ハウスの奥の苗箱では溢泌現象が見られた」ので、今日は手前半分にだけ灌水及び養分を補給した。

メモ1.この液肥は「直ぐには使われず」、「直ぐには使えない」状態
    である。

    「直ぐには使われない」とは、イネの種籾には苗が1.5葉〜
    2葉を展開するに必要な養分を備えていて、先にそれが消費
    されるからである。
    「直ぐには使えない」とは、使う液肥は有機質100%故に、
    肥効が現れるまでに数日かかる前提の有機肥料の為である。
posted by アッケン at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 苗つくり

2011年04月14日

2011年 苗(第1葉期)

<2011年の苗つくり>

【作業】播  種:2011年04月07日

    発芽開始:2011年04月07日16:00
    発芽終了:2011年04月11日07:00

    平  置:2011年04月11日07:00〜12:00

    緑化開始:2011年04月11日12:00
    緑化終了:2011年04月14日08:30

 今年は、催芽にも時間がかかったが、発芽に要した時間も87時間であった。
 10日までは発芽機の設定温度:22℃であったが、発芽に要する時間が長いことから23℃に設定し直して約24時間後に完了となった。
 昨年の猛暑の影響なのかも知れないが、昨年の記憶を辿ると「こしひかり」より「ひのひかり」の動きが周回遅れの感があったことを考えると、誤差の範囲になるのかもしれない。

苗(緑化期).JPG
<平置き後3日目の緑化した苗>

 苗の葉先に水玉を抱えている溢泌(いっぴつ)現象をみると、苗の生長をリアルに感じるのでホッとする。
posted by アッケン at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 苗つくり