2011年02月21日

2011年、苗つくり開始

今年も耕さない田んぼでのイネつくりが始まる。

昨年は「こしひかり」と「ひのひかり」を栽培したが、
今年は「ひのひかり」のみの栽培にしようと思う。

理由は2つある。

一つ目は、1つのハウスで2種類の苗つくりは色々と気苦労があったこと。
二つ目は、「ひのひかり」の登熟期間が8月下旬からから10月下旬晩夏にかかることである。

 登熟期間がその時期にあたると、高温障害を最小限にすることができるだけでなく、昼夜の温度差によるお米のうま味が増すことになる。

浸種開始_W480xH270.jpg
<塩水選を終え、浸種開始!>

種籾は1町分以上。
悩んだあげくに休ませる田んぼがでてきたので、かなり余ってしまうが、取っておいても仕様がないので、用意した全ての種籾を浸種することにした。

浸種開始2_W480xH270.jpg
<気温10℃>

今年は塾に合わせようとの思いから、2月の下旬からの浸種開始となるので、かなり暖かい日がくることを覚悟している。
暖かくなり、浸種している水の温度が10℃以下を保てなくなったら、ベビーリーフ栽培農家の冷蔵室に持ち込む予定だ。
posted by アッケン at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 苗つくり

2011年02月19日

塾の初日

自然耕塾@南阿蘇の初日。

山口県から5人(年間受講:1人、スポット受講:4人)。
佐賀県から2人(年間受講:2人)。
熊本県から1人(スポット受講:1人)。
鹿児島県から1人(年間受講:1人)。

電車を乗り継いで来た方、車で来た方。

目的はそれぞれだが、「究極の田んぼ」がきっかけとなって、
応募された方々である。
きちんとしたイネつくりを学びたいとの思いで来ていただいるので
しっかりと、耕さない田んぼでのイネつくりを伝えなきゃ!

遠路はるばる、ようこそ、南阿蘇へ!
       ようこそ、自然耕塾@南阿蘇へ!

確認ミスがあり、お二方が遅れたが、無事到着!

耕さない田んぼでのイネつくり塾のスタート。

初日(田Bの見学).jpg
<早速、田んぼCの見学>

初日(田Cの見学).jpg
<稲株の観察@田んぼB>

今年で4度目の田植えをする田んぼBの稲株は、
稲の根も白い(元気に生きている)状態であることを説明。

イトミミズが活動している場所とそうでない場所の違いを観察したり、

真冬でも繁殖しているソウ類を手にとって見たり、

動き回る小さな生きものを発見して、
 「アレはミジンコ!?」、「小さくて解りません・・・」、

確かに生きものがたくさんいることを感じたり、

この田んぼだとヘイケボタルが大量に発生すると確信したり、

と予定を越えた田んぼ見学。

午後からは、座学でイネつくりの理論に触れ、
塩水選の実演を終えて、初日は終了。

お疲れ様でした。
posted by アッケン at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 自然耕塾@南阿蘇

2011年02月14日

エサ拾いしてるのは「コガモ」か?

 朝から雪が降り続いている。

 当然ながら交通量が少なくなる、交通量が少ないと言うことは、田んぼCにまたカモが飛来しているのではと思い、望遠レンズをセットしたデジ一を持って軽トラで出かけた。

 いた! いた! いたっ〜!、しかも60数羽も!

田C_カモ2_W480xH270.jpg
<田んぼCで餌を漁るカモたち>

 これは喜ぶべきなのだろうが、素直に喜べない・・・。

 彼らの正体を調査するためにググったら、鳥インフルエンザを拡散しているのは渡り鳥である旨の記事がひっかかってきた。

 。。。

 しかも、カモはH5N1に感染しても死なない場合があり、ウィルスを世界中に広めている可能性まで指摘されている。

 なんか、嫌な予感が脳裏をよぎった。

 。。。

 とは言え、種類を確認しておこう。

田C_カモ3_W480xH270.jpg
<250mmの望遠レンズでは、近づけてもここまで。>

 拡大してみたら、頭部が茶色だが、目から後頭部にかけての緑の帯びが確認できない。

 だが、まもなく成鳥になる頃のコガモに一番似ているので取りあえず「コガモ」としておこう。
posted by アッケン at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 田んぼの物語