全国的に寒の戻りとなった今日、南阿蘇も明け方から雪が降りだし
雪化粧した朝を迎えた。
気温は、約0℃とそれ程低くなかったが、風が強く体感温度は
かなり低めであった。
余談だが、春一番に顔を出すアスパラガスは味が濃厚で美味い!
春が近いと思わせていたアスパラガス達は、寒波の予報を受けて
昨日、収穫され、バーベキューの一品になったハズ。
アッ、よだれが・・・。
いやいや、寒の戻りが喜ばしいのはこの時期に浸種してる奴と
スキーヤーくらいなのかも知れないが、
水温を気にしつつ氷を投入して冷やしたりと気を使うことを思うと、
ホッとするというか気分が楽になるのは確かである。
しかし、約50日間も続けた浸種作業も明日には終了になる。
結果的にマニュアルの2.5倍の期間浸種したことになる。
浸種の目的であるアブシジン酸の溶脱、すっかり水に溶けて
無くなっているはずなので、催芽で芽が揃うはずである!!
今年の浸種も暖波のお陰でヤキモキする日も少なくなかったが、
去年の体験を参考にできたこともあり、精神的に余裕を持って
対応することができただけでなく、新たな指針を見出すことができた。
@ 早めに始めたので、いつでも浸種を修了できるとの思いが、
精神的な余裕へ繋がり、対応にも余裕が持てた。
A 暖波で気温が高めになっても、自家製の氷で水温を
10度以下に保つことができた(最大2回から3回の氷の投入)。
B 水温は10度以下は理想であるが、1,2度高めでも
長時間でなければ、種籾の芽は簡単に動かないようだ。
C 水の入れ替えは日数ではなく、浸種水の汚れ具合を目明日に
したほうが良さそうである。
D 水道水は約12℃と高めなので、気温が下がっていく夕方とか
に実施するにこしたことはなさそうである(今年は、夜中に
入れ替え作業を3回ほどした)。
E 水の入れ替え時に桶の内側のヌメリを洗い落とし、種籾を
きれいな水で濯ぐ(種籾の周りのヌメリを洗い落とすつもりで
軽くもみ洗いすると、水の濁り具合が遅れ。
水の入れ替えの間隔が延びる。
F 放射冷却効果を得たい場合でも、雨が入らない工夫が必要。
! 雨水を入れない方が水の濁り具合が遅れる!?
G 気温が低くても種籾の環境はマニュアル通り暗くする。
! 光を入れない方が水の濁り具合が遅れる!?