2月17日の夕方から浸種を始めて53日目の今日、浸種を終える。
後半、暖かい日が続き、温度管理が難しくなったら浸種を終えようと
思いつつ、温度管理が面倒だと思わなかったこともあり、
結局、50日を越える浸種になった。
浸種を終えた種籾の胚芽部のふくらみが気になったので、
籾をはがし主食用の玄米と比較してみることにした。
主食用の玄米は胚芽の部分が凹んでいるが、
浸種を終えた種籾はふっくらとしている。
この状態では芽が動いているとは言わないのだろうか・・・。
その事以外に、浸種を終えた種籾からは発芽玄米を作る時の
臭いがすることもあり、全く芽が動いてないとは言い難い。
少し不安が残る。
しかし、昨年の浸種でも同じ臭いがしていた記憶があるが
曖昧なので、今年は来年のためのメモとして、
この感想を記録するだけにした。
2010年03月11日
種子消毒用の酵素を培養する
種籾の休眠ホルモンであるアブシジン酸の溶脱を目的とした浸種が終わると、細かな作業が続く。
次のステップが、種籾の消毒である。
種籾の籾の内側には色々な菌が存在するが、その中でも「バカ苗病菌」や「イモチ病菌」が目覚めると具合が悪いので、種子を消毒することになる。
酵素を使って消毒するのだが、消毒と言っても彼らを殺すのではなく、その酵素が彼らの餌となるバクテリアをいち早く分解してしまうことで彼らの繁殖を抑えるため、発病に到らなくなるのだそうだ。
ちなみに、その酵素は漢方薬として重宝される冬虫夏草が原料になっている。
今日、その酵素の培養を開始した。
酵素の培養は35℃の温度環境で行うこともあり、培養に催芽機を去年から使っている。
この催芽機は、100Lの容器とポンプと加温機で構成されていて、ポンプが容器の下側から容器の水を吸い上げ、容器の上部に設置されている加温機に供給するようになっている。
加温機に供給された水は、設定された温度に加温しシャワー状にした水が容器に戻される。
約1昼夜で酵素の培養が完了するが、その間、シャワー状になって戻される時、雨が降っているかのような音に酷似していて、結構耳障りである。
とは言え、およそ1週間程は催芽機様々の行程が続くので、我慢である。
次のステップが、種籾の消毒である。
種籾の籾の内側には色々な菌が存在するが、その中でも「バカ苗病菌」や「イモチ病菌」が目覚めると具合が悪いので、種子を消毒することになる。
酵素を使って消毒するのだが、消毒と言っても彼らを殺すのではなく、その酵素が彼らの餌となるバクテリアをいち早く分解してしまうことで彼らの繁殖を抑えるため、発病に到らなくなるのだそうだ。
ちなみに、その酵素は漢方薬として重宝される冬虫夏草が原料になっている。
今日、その酵素の培養を開始した。
酵素の培養は35℃の温度環境で行うこともあり、培養に催芽機を去年から使っている。
この催芽機は、100Lの容器とポンプと加温機で構成されていて、ポンプが容器の下側から容器の水を吸い上げ、容器の上部に設置されている加温機に供給するようになっている。
加温機に供給された水は、設定された温度に加温しシャワー状にした水が容器に戻される。
約1昼夜で酵素の培養が完了するが、その間、シャワー状になって戻される時、雨が降っているかのような音に酷似していて、結構耳障りである。
とは言え、およそ1週間程は催芽機様々の行程が続くので、我慢である。
2010年03月10日
寒の戻り。さりとて、いと嬉し!?
全国的に寒の戻りとなった今日、南阿蘇も明け方から雪が降りだし
雪化粧した朝を迎えた。
気温は、約0℃とそれ程低くなかったが、風が強く体感温度は
かなり低めであった。
余談だが、春一番に顔を出すアスパラガスは味が濃厚で美味い!
春が近いと思わせていたアスパラガス達は、寒波の予報を受けて
昨日、収穫され、バーベキューの一品になったハズ。
アッ、よだれが・・・。
いやいや、寒の戻りが喜ばしいのはこの時期に浸種してる奴と
スキーヤーくらいなのかも知れないが、
水温を気にしつつ氷を投入して冷やしたりと気を使うことを思うと、
ホッとするというか気分が楽になるのは確かである。
しかし、約50日間も続けた浸種作業も明日には終了になる。
結果的にマニュアルの2.5倍の期間浸種したことになる。
浸種の目的であるアブシジン酸の溶脱、すっかり水に溶けて
無くなっているはずなので、催芽で芽が揃うはずである!!
今年の浸種も暖波のお陰でヤキモキする日も少なくなかったが、
去年の体験を参考にできたこともあり、精神的に余裕を持って
対応することができただけでなく、新たな指針を見出すことができた。
@ 早めに始めたので、いつでも浸種を修了できるとの思いが、
精神的な余裕へ繋がり、対応にも余裕が持てた。
A 暖波で気温が高めになっても、自家製の氷で水温を
10度以下に保つことができた(最大2回から3回の氷の投入)。
B 水温は10度以下は理想であるが、1,2度高めでも
長時間でなければ、種籾の芽は簡単に動かないようだ。
C 水の入れ替えは日数ではなく、浸種水の汚れ具合を目明日に
したほうが良さそうである。
D 水道水は約12℃と高めなので、気温が下がっていく夕方とか
に実施するにこしたことはなさそうである(今年は、夜中に
入れ替え作業を3回ほどした)。
E 水の入れ替え時に桶の内側のヌメリを洗い落とし、種籾を
きれいな水で濯ぐ(種籾の周りのヌメリを洗い落とすつもりで
軽くもみ洗いすると、水の濁り具合が遅れ。
水の入れ替えの間隔が延びる。
F 放射冷却効果を得たい場合でも、雨が入らない工夫が必要。
! 雨水を入れない方が水の濁り具合が遅れる!?
G 気温が低くても種籾の環境はマニュアル通り暗くする。
! 光を入れない方が水の濁り具合が遅れる!?
雪化粧した朝を迎えた。
気温は、約0℃とそれ程低くなかったが、風が強く体感温度は
かなり低めであった。
余談だが、春一番に顔を出すアスパラガスは味が濃厚で美味い!
春が近いと思わせていたアスパラガス達は、寒波の予報を受けて
昨日、収穫され、バーベキューの一品になったハズ。
アッ、よだれが・・・。
いやいや、寒の戻りが喜ばしいのはこの時期に浸種してる奴と
スキーヤーくらいなのかも知れないが、
水温を気にしつつ氷を投入して冷やしたりと気を使うことを思うと、
ホッとするというか気分が楽になるのは確かである。
しかし、約50日間も続けた浸種作業も明日には終了になる。
結果的にマニュアルの2.5倍の期間浸種したことになる。
浸種の目的であるアブシジン酸の溶脱、すっかり水に溶けて
無くなっているはずなので、催芽で芽が揃うはずである!!
今年の浸種も暖波のお陰でヤキモキする日も少なくなかったが、
去年の体験を参考にできたこともあり、精神的に余裕を持って
対応することができただけでなく、新たな指針を見出すことができた。
@ 早めに始めたので、いつでも浸種を修了できるとの思いが、
精神的な余裕へ繋がり、対応にも余裕が持てた。
A 暖波で気温が高めになっても、自家製の氷で水温を
10度以下に保つことができた(最大2回から3回の氷の投入)。
B 水温は10度以下は理想であるが、1,2度高めでも
長時間でなければ、種籾の芽は簡単に動かないようだ。
C 水の入れ替えは日数ではなく、浸種水の汚れ具合を目明日に
したほうが良さそうである。
D 水道水は約12℃と高めなので、気温が下がっていく夕方とか
に実施するにこしたことはなさそうである(今年は、夜中に
入れ替え作業を3回ほどした)。
E 水の入れ替え時に桶の内側のヌメリを洗い落とし、種籾を
きれいな水で濯ぐ(種籾の周りのヌメリを洗い落とすつもりで
軽くもみ洗いすると、水の濁り具合が遅れ。
水の入れ替えの間隔が延びる。
F 放射冷却効果を得たい場合でも、雨が入らない工夫が必要。
! 雨水を入れない方が水の濁り具合が遅れる!?
G 気温が低くても種籾の環境はマニュアル通り暗くする。
! 光を入れない方が水の濁り具合が遅れる!?