が、イネには明らかに大きな変化が見られる。
観察対象のイネものきなみ40センチを超える葉が、イネの丈長を大きく伸ばしている。
この葉は第2葉になると思われ、その葉に続く止め葉が成長して、いよいよ、穂が顔をだすことになるかと思うとワクワク気分になってきた。

<田んぼAの観察用の1本植のイネ>
稈長:70〜75センチ、分げつ数:10

<田んぼBの観察用の1本植のイネ>
稈長:75〜80センチ、分げつ数:10

<田んぼBの観察用の1本植のイネ>
稈長:75〜80センチ、分げつ数:14

<田んぼBの観察用の1本植のイネ>
稈長:75〜80センチ、分げつ数:15
先週のイネと比べて、分げつ数が増し、丈長が約15センチも伸びている。
が、今頃になって分げつした茎は二次分げつだったりするので、刈り取りまでは登熟することのない無効分げつとなる可能性がある。
先週から、10センチを超える深水管理を始めたので、分げつは止まると思ったが、やはり、深水管理による分げつ抑制の効果はないようだ。
播種日から換算した走穂の観察予想日は6月28日であったので、今週のどこかで観察できたとしても、半月以上遅れることになる。
去年、走穂が観察されたのが7月16日なので、田植え時期を早めた効果もなく、去年と同時期もしくは遅れることになりそうだ。
そうなると、刈り取りの時期も去年同様の時期になり、夏の暑さをもろに受ける中で登熟が進み、9月に入ってからの残暑で栄養分が消費され、雨にて刈り取り適期に刈り取れない等の影響を受けたりと、米の品質に問題がでるかもと思うと気が重い・・・。