2009年07月15日

アッ!、走穂がでた〜!

 今朝は、田んぼAの畦整備(刈り払い機での除草)を行った。

 除草を始める前(8時頃)に、走穂が見られるのではと期待しながらイネの観察をしたが見られなかったが、止め葉の茎が大きく膨らんでおり、穂が顔を出すのは時間の問題と確信した。

 しかし、畦整備が一段落し、ブレイクを取ろうと畦を戻った時(10時過ぎ)に走穂を発見!、しかも、今、顔をだした走穂を発見した。

走穂田A_01.jpg
るんるんこんにちわ!、走穂!るんるん@田んぼA>

 いや〜、ゆっくりだが、イネが動いているのを目の当たりにして、成長の早さに感動するやら、植物なん!?、動物では!?などと独り言。

走穂田A_02.jpg
<こっちにも、るんるんこんにちわ!、走穂!るんるん@田んぼA>

走穂田A_03.jpg
<暫くして、容姿が全部でてきた走穂@田んぼA>

 こりゃ、今日の夕方には、あっちこっちで穂がでてきそうな勢いである。

 午後からの他の田んぼのイネ観察が楽しみだ!!
posted by アッケン at 12:00| Comment(1) | TrackBack(0) | イネづくり@田んぼ

2009年07月14日

止め葉が出そろった!

 今日から、灌水する時間帯を早朝から夕方に変更した。

 早朝に灌水する目的として、気温が灌水する水温よりも低かったので、田んぼの水温を上げる効果を狙っていた。

 しかし、ここ数日の天候は、強い日差しが照りつけ(関東甲信越では梅雨明けしたそうだが・・・)、早朝と言えども20度を下回ることはなくなってきた。
 そして、夕方頃の水温は30度を超え、地温も27度を上回るようになってきている。
 また、夕方頃の灌水の水温は20度前後と、30度を超えている田んぼの水温とは比較にならないほどである。

 で、早朝に灌水する意味が無くなってきたことと、幼穂を抱えているイネたちのことを考え、昼間の太陽エネルギーを利用した光合成を終えた後の同化作用の助けになるのではとの思いで、灌水する時間帯を夕方に変更した。

 早速、16時に合わせて作業を中断し、灌水を兼ねて田んぼ観察を行った。

 第2葉になると思われる大きな葉のことを報告したのが7月12日なのに、
昨日、目の当たりにしたのは、止め葉が生えそろったイネの姿である。

止め葉田C_01.jpg
<田んぼC観察用イネの止め葉>

 止め葉が生えそろったのは、田んぼCだけではなく、その他の田んぼのイネも同様に止め葉を形成していた。
 不思議だが、田んぼによってイネの稈長に差があったり、分げつ茎数に差があったりするが、稈長が低かろうが、分げつ茎数が少なかろうが、イネのみなさんは一斉に止め葉を形成している。

 田んぼ間で異なったのは葉色である。

止め葉田C_02.jpg
<色落ちしているイネが部分的に見られる@田んぼC>

 やはり、冬期湛水してない田んぼCとDのイネは葉色が落ちているが、不耕起栽培1年目の田んぼA、代かきしたが冬期湛水した田んぼBの葉色に大きな変化は見られなかった。

 恐るべし「冬期湛水」である。

 葉色が落ちているが、先週、米の精を穂肥として打ったばかりだし、速効性の硫安を追肥すると葉色は戻せるだろうけど、窒素成分が過剰になり米の味が落ちるとの判断をし、岩澤先生とも相談した結果、暫くすると葉色も戻るだろうからと何もしないことにした。
 結局、穂肥を打つ時期が数日遅く、今更、起死回生の策は無く、反省材料として、来年に生かすしかないようだ。
posted by アッケン at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | イネづくり@田んぼ

2009年07月12日

田植え後63日目:大きな葉(第2葉!?)が!

 先日、大きな幼穂が確認されたので、走穂を探すが、まだお目にかかれない。

 が、イネには明らかに大きな変化が見られる。

 観察対象のイネものきなみ40センチを超える葉が、イネの丈長を大きく伸ばしている。
 この葉は第2葉になると思われ、その葉に続く止め葉が成長して、いよいよ、穂が顔をだすことになるかと思うとワクワク気分になってきた。

成長4_田A63日目.jpg
<田んぼAの観察用の1本植のイネ>
 稈長:70〜75センチ、分げつ数:10

成長4_田B62日目.jpg
<田んぼBの観察用の1本植のイネ>
 稈長:75〜80センチ、分げつ数:10

成長4_田C63日目.jpg
<田んぼBの観察用の1本植のイネ>
 稈長:75〜80センチ、分げつ数:14

成長4_田D63日目.jpg
<田んぼBの観察用の1本植のイネ>
 稈長:75〜80センチ、分げつ数:15

 先週のイネと比べて、分げつ数が増し、丈長が約15センチも伸びている。
 が、今頃になって分げつした茎は二次分げつだったりするので、刈り取りまでは登熟することのない無効分げつとなる可能性がある。

 先週から、10センチを超える深水管理を始めたので、分げつは止まると思ったが、やはり、深水管理による分げつ抑制の効果はないようだ。

 播種日から換算した走穂の観察予想日は6月28日であったので、今週のどこかで観察できたとしても、半月以上遅れることになる。
 去年、走穂が観察されたのが7月16日なので、田植え時期を早めた効果もなく、去年と同時期もしくは遅れることになりそうだ。

 そうなると、刈り取りの時期も去年同様の時期になり、夏の暑さをもろに受ける中で登熟が進み、9月に入ってからの残暑で栄養分が消費され、雨にて刈り取り適期に刈り取れない等の影響を受けたりと、米の品質に問題がでるかもと思うと気が重い・・・。
posted by アッケン at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | イネづくり@田んぼ